少しずつ歴史の本を読んでいるのですが、苦手な分野はなかなか頭に入りません。
最近、イスラエルとパレスチナの問題をわかりやすく書いてある本を、中学生向けも含めて何冊か読みました。
アラブ諸国とパレスチナの違いとか、シオニストのこととか、何も知らなかったので、今の難しさが、宗教と、関わった各国の都合と、差別との入り交じった結果なのだということを、少しだけ知ることができました。
やはり怒りを憎しみにしないで生きるのはとても難しいこと。そして相手のことを愛情を持って考えて行動することは、自分の心がある程度豊かでないとうまくできないのかも知れません。
きっといつも人はいい人になりたいと思って生活しているし、相手のことを考えているつもりでいるように思うから。
私がそうであるように。
真にできているかどうかは別の話で。
本当は相手のことを考えているようで考えてなかった、自分のことばかり考えていた、と自覚したときから、ゆっくり自分の時間が流れ出すような気がします。
でももし目の前で、自爆テロが起こり、攻撃されて人が死に、あからさまに生存さえ危ぶまれる状態が続いたら、きっと私はすぐそばの人を恨むと思います。
私の精神はまだまだそのあたり。自覚だけではきっと駄目。自分の心を育てる責任は自分にあるのでしょう。
知る努力をするしかないよね、きっと今の私には。うん。