パソコンに向かう気が起こらず、本を読んでいます。
今読んでいるのは、山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」。
小説という書き表し方の威力に、ただ尊敬するばかりです。
他面から1つの出来事を書いていくということは、登場人物の心のひだがわからないとかけないことで、読み進むと、主人公のいい知れない思いの他に、各人物の思考の底にある背景や心根が言葉になってやってきます。
今、本を読む時間のあることに、とても感謝しています。
もちろん、膨大な参考資料があるのでしょうが、
作家としての確信のような考え方を感じます。
作家はすごい。
今生は無理でも、こんなかたちで社会に多面的に切り込めるような文章を書く智恵を、培っていきたいと思いました。
残りあと一冊。今図書館に予約しました。