鋼の錬金術師、少し前にすごく流行った少年漫画だと最近知ったのですが、そしてゲームも流行ったみたいと言うことも知らずにいたのですが(最近実写化されたということは知りました)、読みました!!
よかったなー。ワンピースを初めて読んだ時も感動したけれど、最後まで読み終わって、ジンときています。
心に残っているのは、
エドとアルがお互いを想いあった兄弟であること。自分のことよりも相手のことを片時も忘れずに考えていること。
全は一、一は全。の考え方。
二人のお父さんであるホーエンハイムが、自分が得てしまった賢者の石の分の魂全てと対話したと言ったこと。
ホムンクルスもわずかながら成長した者がいたこと。
フラスコの中の小人が、最後、絶望を味わうことになったこと。
人間はやはり自分が経験してなんぼなんだなあと、それをサボって楽をして全てを得ようとしても地に落ちていくだけで現実は何も変化していかないのだと、学ばない人は絶望しか味わえないと、しっかり教えてくれた漫画でした。
読んだことのない人には意味のわからない文章になってしまいましたが、アニメよりも原作の展開の方が私は好きでした。アルフォンスが好きだなあ、兄さん想いで、優しくて、冷静で。私にはないものばかり(笑)
余談ですが、各巻の巻末の4コマ漫画や、表紙の漫画は笑えました。作者は本当にキャラクター一人一人を愛していたんだなあって。
本編が少し難しく、シリアスな作品だったので、息が抜けて楽しかったです。
きっと少年読者は戦いにも目を奪われたのかな。
自分の足で立って歩く。大切だよね、うん。がんばろ。