先日、知人に尋ねられて、そういうこともあったかなあということがありました。
銀座の歩行者天国のおはなしです。
数年前、ストリートパフォーマンスをそこでみたという話を、知人に私はしたらしく。
覚えていないのです、悲しいことに。
書きたいことは、忘れっぽくなったということではなくて、
歩行者天国が一時期、なくなったということです。
原因は、マナーの問題とか、
その時期に起こった事件もありました。
誰かの行い一つで、物事が行われなくなることを、知人はとても残念がっていました。
ストリートパフォーマンスを、みたかったようでした。
今は、どうなんでしょうか、歩行者天国は、確か復活しているように思いましたが。
一人の人の行いで、社会のあり方や認識が変わってしまうということは、とても身近なことでした。
私は電動車いすユーザーになってもう30年以上になりますが、
すごく運転について、気を配ってきたと、自分では思っています。
誰かに当たらないように、お店で商品を傷つけないように、
それでも何か起こしてしまった時のために、保険など準備してきました。
だから、事故やトラブルなどのことがニュースにあがると、なんとも言えない気持ちになったものです。
ひとりの人の行動が、社会の認識を変えてしまうのに、と。
ここまで、そうか、と思ったことがあります。
障害も何も、関係なく、
世の中は一人一人が確実に関わって作られていて、
一人の人の影響力が、時に大きく社会に影響するのだと。
良いことも、悪いことも、
小さなたわいないことと思われるものであっても、
確実に社会に影響するし、自分にはそのぶんの責任があるのだと。
だから、自分をより深く理解し、今の自分が社会に表せるもののことや、
それが長い目で見て、本当に自分の望むものなのかを知っておいた方がいい、
そういうことなんだなと、思いました。
一人が世界に関わる、世界は一人一人が作っている、
自分は今、ここに何が残せるのか、何を表しておきたいのか。
自分ののこしたものが社会に影響を与えるということを気づいた時、
一人の人間の責任の重さを感じたのです。
全ての出来事は人ごとではなく、自分の世界の中に引き入れて考えていくということ。
ものごとを繋げて考えていくために、私はもっと学ばなくてはダメですね、