2017年12月28日木曜日

友人との対話から

今年は12月になっても掃除する気にもならず、歯医者さんの定期検診もサボり、なんだか格好のつかない師走を過ごしています。
それでも換気扇や玄関周り、エアコンは掃除していただきました。やる気のないわたしをいつも支えてくださり、介助の方々、ありがとうございます。

年末にお別れになる方もいて、共通の友人と先日小さなうちのみをしました。

やりたいことがあるのなら、それはやったほうがいいよ、

友人は、介助職を離れていく彼女の気持ちを聞きながら、そう繰り返し言いました。

やりたい仕事があるなら、やったほうがいいし。


わたしはこんな時でも自分のことを考えて、つぶやいてしまいました。

「わたしは50年かけて、自分にできる仕事はないということがわかったよ」

友人は、え、君はもう50なの、とちょっと違う方向に会話を返しながら、

君の場合は、それでいいんだと思う、と。

その時ふと、10代から20代の時にやっていた文房具屋さんのことを思い出しました。
あのままずっとあの街にいたら、わたしはどんな50代を迎えていたのでしょう。
ちょっと今考えると、ぞっとしたりします。なぜなら、何も知らなかったし、感じていなかったから。

あの頃のわたしは、小さな針の穴から世界を見るような感じで世界を見て、家族を見て、いつも悲しく、怒っていました。
あのまま誰とも深い話をする機会がなければ、今よりもどうしようなくイタイ人になっていたかも知れません。

やっぱり、心に無理をしても、家族に迷惑をかけても、一人で暮らして良かったのかも知れません。
少しは、物事を知ることができたし、いい出会いも味わえたから。

お仕事もできることはやってきたつもりだけれど、わたしがそのまま持っているものを提供できる仕事はなかった気がします。

お仕事には出会えなかったけれど、経済を除けば、できることはたくさんあったように思います。
まだ全てを見つけられていないようには思うけれども。

あとどのぐらい、見つけられるか、楽しみですね、人生の後半戦。

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